後発白内障のレーザー後嚢切開術
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1.後発白内障とは?
後発白内障は白内障の手術後、水晶体嚢(眼内レンズを固定している膜状の袋)が水晶体上皮細胞の増殖により混濁を起こす病気で、これにより霧視(かすんで見える)や視力低下が起こります。

2.どのような場合にレーザー治療が必要になるのか?
後発白内障は、白内障の手術後には程度の差はあれ必ず起こります。濁りの程度が軽くて視力に影響しなければ放置することもあります。混濁が進んで一定以上になったとき、霧視や視力低下が徐々に進行します。目薬や飲み薬では混濁の進行を止めることはできませんし、改善させることもできません。レーザーを用いて、水晶体嚢の混濁を切除、切開します。

3.レーザー治療はどのように行われるか?
麻酔薬の目薬をしたあとにレーザー用のコンタクトレンズをつけて行います。5分から10分程でレーザー治療は終わります。また、まれにレーザーの追加が必要な場合があります。当日は特に安静の必要はなく日常生活に制限はありません。

4.レーザー治療を受けないとどうなるか?
先ほど述べましたように、後発白内障は放置すると水晶体後嚢の濁りが少しずつ強くなり、かすみがひどくなり視力低下が起こります。目薬や飲み薬で良くなる事はありません。視力低下が進むと日常の生活に支障をきたします。
